働きやすさと働きがい

拘束時間と最低賃金だったり、社会保険完備や各種福利厚生のことをわりと書いています。


これは一言でまとめると働きやすい環境をつくること。


じゃあ働きがいってなんだろう、って。

働きやすい環境が必ずしも=働きがいのある環境か、というとそうじゃなかったりってのが最近の僕の思考。


働きやすい環境というのはある意味会社側が労働者に対して用意するもの、ゼロベース。

美容業界では労働時間の長さや賃金の低さ、社会保険加入率が20%程度だったりとゼロベースにすら達していないことが多く取りざたされますが・・・


ゆっくりですが業績向上に伴う利益を自分のものにせず(できたらめっちゃいいなーと思いながら笑)労働環境の改善に投資してきました。


労働環境の改善がある程度形になったのでこれからは労働環境に関しては向上させていく段階かなぁと思うと同時に、働きがいを見出せる環境づくりに注力ですね。


そもそも「生きていくために稼ぐだけ」思考では美容師は務まりません。

とりあえずなんかなんか仕事しないことには・・程度で選ぶ職業でもなければ、そんなんじゃ続ません。


美容師という仕事を通して自己実現だったり、理想の美容師像の追求だったり、いわゆる「生活に必要なお金を稼ぐ」だけではない部分を満たしていく、見出していける環境づくりこそ働きがいのある職場につながるわけですね。


では具体的に働きがいとは何か。ググりました。


従業員から見た視点だと

・マネジメントへの信頼-信用、尊敬、公正

・仕事への誇り

・従業員同士(仲間)との連帯感

と定義づけている資料がありました。


なるほど確かに!と納得ですね。

働きやすさが賃金、時間、待遇のような形ある外的要因だとすると

働きやすさは内的要因というか精神的充足感なのかなと。


そして、働きがいを高めるための要素として

・組織目標の達成

・ひとつのチームや家族のように働く

・個人能力を発揮する

の3カテゴリ、更に3要素づつありました。


これをサロンに置き換えると、まぁそのサロンによって色々あるでしょうけど

尊敬できて信用できるトップのもと、自分の技術や接客、この会社で働いていることを誇りと自信を持って提供できて、スタッフ同士が良い意味で質の高い相互依存関係にある状態でしょうか。

言葉にするとシンプルですけど、年齢や性別、趣味思考が異なる他人同士の集団で、かつ時間とともに変わっていく中で働きがいを持ち続けられる環境作りとなると真剣に取り組まないといけませんね。


この辺りは数字や文字でバッと書けるものではないので自社の現状がどうなのかを測るのもなかなか難しいですが、

美容師という誰もが気楽に選ぶ仕事ではないからこそ大切にしていきたいものです。