僕が今も美容師として向上したい理由

「美容師として自分が一番売れること」に興味がほとんどない


そんな僕ですが「美容師としての自分」の成長は今でも欠かしませんし今後も続けていきます。


一見すると言ってることとやってることが矛盾してるように思われるかもしれません笑

以前お酒の席で「ダイスケ君がとらお塾を年間契約って一部の人は不思議に思ってるかもね」と言われたことがあります。

(とらお塾とは、売れる美容師の育成をテーマに全国で展開されている講習会。契約サロンに合わせてカットやパーマといった技術から、似合わせ理論や考え方、カウンセリングまで幅広く学ぶことができます。)


これってまぁそう思う人は「自分が美容師としての売れること」に興味がないって言ってるくせに美容師として売れるために今でも講習受けてるやん、ってことなのかなぁと。


表面的に見れば美容師向けの講習を受けてるからそう思われるかもしれませんがそんな単純じゃないです笑


リスクマネジメントと働きがいのある職場作り、そして自分の顧客様と常に最新・全力で向き合うために「美容師としての向上」はやめません。


多店舗展開で企業化し、現場に出てないならまだしも、うちみたいな規模で自分も現場に出てますからね。

ある時病気や出産等でスタッフが長期間現場を離れることになった場合どうしますか?

当然他のスタッフ全員でサポートするわけですが、小規模サロンであれば自分もその頭数に入ってます、当然です。

そして「自分の売上をどんどん伸ばしていく」ことを最優先にはしませんが、落としちゃいけないですしね。


次に前回書いた働きがいの部分で言うトップへの信頼と尊敬。

圧倒的に経営者として大成してるわけではなく、経営者兼スタイリストとして現場に出ている。

そんなオーナーが美容師としての成長を放棄していたり、技術や接客が「全然だめじゃね?」ってなってたらどうでしょうか。

信頼も尊敬もクソもないですね笑

当社の技術教育のメインはアウトソーシングですが、やはり社内での教育は僕が中心に行うわけですから教える側が下手くそだったり時代遅れじゃいけませんし、常に成長のために行動し続ける背中を見せることも大切です。


最後に、結局現場に出ている以上向き合うお客様がいるわけです。

まだアシスタントの頃、今思えば泣きたいくらい恥ずかしいレベルの仕事しかできなかったスタイリストになりたての頃、独立してもついてきてくださったお客様、そして今もなお支持し通っていただいている顧客様。

そういった方々の支えがあって今の自分がいますし、世の中にはたくさんの美容師がいますが僕を支持していただいている方にとっては自分が世界で一番の美容師なわけです。

それが人数にして何人なのかとか、売上としていくらなのかは関係なくてそういう人が1人でもいる以上全力で向き合わなくてはいけませんし、常に新しいものを取り入れ、成長していくべきです。

たとえ月間指名1名、月間指名売上20,000円になったとしてもやめません。

(月次集計出して凹むかもしれませんけどね笑)


こういった部分もあり会社契約で受講している帯広とらお塾はもちろん、気になる講習会があれば東京でも大阪でもいきます。

色々な美容師さんの発信もチェックしますし、興味のある内容なら業界史も買いますし。


サロン外の話ですが、メーカー講師や商品開発協力もしているのでやっぱり「美容師としての成長」は欠かせません。

現場仕事してない人の意見を反映してもね・・・笑



まぁ一番は結局美容師っていう仕事が好きだってのが大きいかもしれません。

自分の手でかわいく、きれいになったお客様が明日から素敵な日々を送る、こんなに素晴らしい仕事ってなかなかないですからね。

可能であればもっともっとたくさんの方を担当していですし、そうなるとこれが結果的に売れるってことにつながるんですけど、そのために優先的に新規に入るとかそこまで行ってしまうとバランスを喪失します。

スタイリストもばんばんヘルプに使って自分のお客様でサロンを埋めて・・みたいな働き方はしたくないし、する気もなければ理解もできないのですが・・。



売上や客数といった結果を(スタッフを差し置いてまで)追うことはしませんが、

自分自身の質を高めることはこれからもおごることなく真摯に続けていきます。